2022.04.24
【交差点|左折時の内輪差】内輪差とドライバーの意識
運転の苦手を克服スキルレシピ
実際に運転している車にどれくらいの内輪差があるのかお分かりですか?今回は内輪差知ることと、ドライバーの意識の持ち方についてご説明いたします。
内輪差とは
🔰内輪差って?
ハンドルを大きく切る交差点では、内輪差を十分に理解しておくことが大切です。 内輪差とは車が曲がるときに生じる、前タイヤと後ろタイヤの軌道の差のことです。
最大内輪差はホイールベースの約3分の1弱だといわれていますので、普通自動車であればおおむね1メートル弱くらいになります。
💡運転者の意識
左前タイヤと道路側端が一定以上のスペースを空けるように通行位置の調整をし、サイドミラーは車の走行位置のための確認ではなく、巻き込み事故をしないための確認をするようにします。
内輪差を踏まえた通行
🔰ハンドル操作に意識がいってしまう原因
タイヤの位置を把握していても、いざ運転を始めると車体の先端の角を基準にハンドルを切ってしまうことがあります。ハンドルを切り始めるタイミングが早いのです。これによって運転者の曲がるイメージと実際の車の動きにズレが生じてしまいます。
そのズレを修正するために無駄なハンドル調整が増えてしまい、安全確認よりもハンドル操作に意識が集中してしまいます。
💡ドライバーの意識
一般的な普通乗用車であれば、カーブの入り口から出口まで、前タイヤと道路側端との間に1メートルの間隔が空いていれば、内輪差による道路との接触はないといえます。
内輪差を十分に理解したうえで、実際の運転では内輪差を気にせず、ドライバーの意識や視線は安全確保に集中するようにしましょう。