2022.04.23
【交差点|右折の方法】右折が難しいと感じる原因とは?
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左折に比べ右折が難しく感じるのは、歩行者だけでなく対向車の動きや対向車の脇から飛び出してくるバイクなどにも気を付けながら、信号の変わり目を意識し判断をする必要があり、同時にいくつものことに気を付けなけれならないからです。
まずは右折の方法を正しく理解し、落ち着いて判断できるよう注意点を確認しておきましょう。
右折の方法
道路交通法(左折又は右折)第34条2では次のように右折の方法が定められています。
自動車、原動機付自転車又はトロリーバスは、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。
引用:e-GOV 法令検索 道路交通法 第六節 交差点における通行方法等
右折の手順
交通状況を確認し、合図をしてからあらかじめ右に進路変更をします。
↓
交差点の30メートル手前で安全を確認し、右折の合図を出します。
↓
交差点の手前までに速度を落とします。
↓
交差点のすぐ内側を徐行して進みます。
安全を確保し徐行
交差点を通行する際には、横断している歩行者や自転車、これから横断しようとする歩行者や自転車を幅広く見ます。対向車が途切れたタイミングで安全を確保しながら、徐行します。
交差点内の通行
なぜ交差点の中心のすぐ内側を通るの?
中心のすぐ内側を通行することで、他車との接触を避けます。また視野を広く持てることで安全確保がしやすく、適切な操作へつながります。
大回りや小回りをすることで通行ラインから外れた場合には、それを修正するために無駄なハンドル操作が増えてしまい、安全確認への意識が薄れてしまう危険性があります。
通行ラインから外れないようにするためには?
大回りや小回りになるのを防ぐには、交差点の中心の位置を把握しつつ、視線を進行方向の先へ先へと移しながら走行します。
交差点内の速度
曲がる前に十分速度を落とし、徐行しながら通行します。曲がり終わって安全が確保できたら加速します。
通行ラインから外れると
小回りになる
右通行ラインから外れ小回りになることで、うっかり反対車線に入ってしまう危険性があります。
また視野が狭くなることで、先に起きる危険を認知するのが遅れてしまいます。特に右方向や進行方向先への確認がしづらくなります。
大回りになる
交差点通行途中、ハンドルの切り遅れにより大回りなることがあります。大回りになることで縁石へ接触したり、通行ラインを修正するために、安全確認よりもハンドル操作に意識が集中してしまいます。
右折の手順や通行位置を正しく把握したうえで、一番大事な安全の確保を忘れないように、落ち着いて交差点内を通行できるようにしましょう。