2022.08.23
【車線変更の基礎がわかる】タイミングをつかんで苦手を克服!
運転の苦手を克服スキルレシピ
車線変更をするのが怖くてなかなかタイミングをつかめない、苦手だからできるだけ車線変更をしなくて済む道を走行している、そんな苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか。今回は車線変更の手順やタイミングをつかむ方法をご案内いたします。
車線変更の手順(右へ車線変更)
車線変更をする際には、周囲の状況をよく確認します。
交通の流れはあるか。
前方の状況はどうか。前方の障害物までの距離はどれくらいか。
前方の車の速度や動きはどうか。
後続車はあるか。後続車との距離はどれくらいか。
後続車の速度はどれくらいか。
🚗 交通状況を踏まえた確認方法は「ペーパードライバー講習」にて実践します。
確認→合図→確認→操作
周囲の道路状況を確認し、車線変更をする3秒ほど前に合図(ウインカー)を出します。
↓
バックミラーとサイドミラーで後方を確認したら、必ず右後方の死角を目視します。
↓
緩やかにハンドルを切り車線変更をします。
ウインカーを出すタイミング
ウインカーを出すタイミングは?
周囲に意思を伝わりやすくするためには、ウインカーを出すタイミングも大切です。
上図のように前を走る白い車の少し後方で合図を出し、白い車について行くように車線変更をするとスムーズです。
紛らわしい合図の出し方
下図のように白い車の少し前の位置で合図を出すと、白い車にとっては前に入ってくるのか後ろに入ってくるのか分からないので、速度を上げるべきか、速度を落として譲るべきかを迷わせてしまいます。
またいきなり前に入ってくるかも知れないと、警戒されてしまう場合もありますので注意してください。
車線変更ができるかどうかを判断
後方の車の動きで判断
3秒前に合図を出したからといって、必ずしも車線変更ができるとは限りません。
他の交通との関係性を作り、意思を読み取り行動に移しましょう。
図のように白い車の前に入りたいときは、白い車が譲ってくれたか、そうでないかを認識する必要があります。
ミラーで動きを確認
白い車が距離を空けてくれたら入れてもらえます。しかし距離を詰めてきた場合は、入れるつもりはないという動きですので、次のチャンスを待ちます。
🚗 交通状況を踏まえた判断の方法は「ペーパードライバー講習」にて実践します。
ミラーによる判断方法
ミラーに映る車の大きさで判断
後方の車との距離感は、ミラーに映る車の大きさで確認をします。
慣れないうちは、ミラーに車が映っているとすぐ近くまで接近しているように感じますが、実際には以外と距離があります。
ミラーに映る車との距離感をつかむ方法は、信号待ちの間にミラーを確認し、映っている車はどれくらい後方にいるかを想像して、そのあとに実際の目で見て答え合わせをします。
最初のうちは、なかなか想像通りにはいかないものですが、繰り返しの練習と経験を積み重ねることで、ミラーに映る車の大きさから距離感をつかむことができるようになります。
ミラーに映る車の大きさの変化で判断
ミラーに映る車の大きさが小さくなった ⇒ 譲ってくれています。
ミラーに映る車の大きさが変わらない ⇒ 譲ってくれています。
ミラーに映る車の大きさが大きくなった ⇒ 譲ってくれていません。
前車との車間距離を取り速度を安定させ、余裕を持って確認できるような環境を作りましょう。
※車種やミラーの機能により、見え方が違います。運転する車のミラーに映る車との距離感をよく把握しましょう。
距離が空いている場合の車線変更
距離が空いている場合の車線変更
道路が空いているときと、渋滞時では車線変更の方法が変わります。
ルームミラーに後方の車が収まっているときは、ある程度距離があると思ってよいでしょう。
右後方の車との間に十分な距離があり、速度が合っていれば車線変更ができます。
スピードを維持しながら滑らかに車線変更をします。
※車種やミラーの機能により見え方が違います。運転する車のミラーに映る車との距離感をよく把握しましょう。
渋滞時の車線変更
渋滞時の車線変更
道路が渋滞している時は、車間が短いため入る隙間がないように思いがちですが、躊躇しているといつまで経っても車線変更のタイミングがつかめません。
合図を出し、右後方の車に意思表示をしてみてください。
ミラーに映る車の大きさで譲ってくれたかどうかの判断をし、譲ってもらえたら車線変更をします。
入れてもらった時にはお礼をし、お互いが気持ちよく運転ができるように努めましょう。
※車種やミラーの機能により見え方が違います。運転する車のミラーに映る車との距離感をよく把握しましょう。
車線変更はタイミングを待つ、というより車同士の関係性をつくることでタイミングが生まれる!ということはお分かりいただけましたでしょうか。とは言っても何事もすぐに出来るようになるわけではありません。繰り返し練習をしてだんだんと分かってくるものです。車線変更が安全にできるようになれば、ちょっと遠くへのお出かけも楽しくなりますね♪